電力逼迫でも年収増「東電社長・小早川」

電力不足の最中に給料を上げた社長。出世に万歳して取り消された側近。東電とほほ。

2022年9月号 BUSINESS

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今年になって「停電パニック」が少なくとも2度起きている。

内輪で盛大なお祝いの会

1度目は3月22日だった。同月16日夜に発生した福島県沖地震で10カ所以上の火力発電所が停止。さらに悪天候で太陽光の発電量が減る一方、気温低下に伴って暖房需要が急増したため、政府は21日夜、東京電力管内に「電力需給逼迫警報」を出した。東日本大震災がきっかけとなってできた警報制度は電力の予備率が3%を下回った場合に発令される。「東電管内で22日午前8時から午後11時まで、電力融通を受けても想定需要の10%にあたる合計約6千万キロワット時を減らさなければ、供給不足に陥る可能性がある」。経済産業省は21日夜にそう騒ぎ、節電を呼び掛けた。22日午後2時に東電管内の電力需要は4497万キロワットに達した。一方の供給力は4192万キロワット。使用率は107%に達し、停電が起きてもおかしくない状況だったが、日常生活は保たれた。 ………

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