基地局整備と物流事業で元幹部の不正が相次ぎ発覚。三木谷自身のご乱行映像も流出。コンプライアンス不全は明らかだ。
2022年11月号 BUSINESS
楽天会長兼社長の三木谷浩史が「第2の創業」と位置づけて参入した携帯電話事業を手掛ける子会社「楽天モバイル」が、取引先から不正な水増し請求を受けていた。もっとも楽天は単なる被害者とは言えない。基地局の整備を担当していた幹部がこの取引先と結託し、一部をキックバックさせていたからだ。
不正発覚は中堅物流会社の経営破綻がきっかけだった。8月30日、日本ロジステック(東京都千代田区)が東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は151億円で、この業界では今年最大規模となった。日本ロジステックの2022年3月期の売上高は405億6968万円、経常利益は44億1734万円である。数字を見る限り問題がなさそうなこの会社が民事再生法の適用を申請したのは、楽天モバイルが預金を差し押さえ、取引先などへの支払いができなくなったからだという。日本ロジステックは9月1日に都内で債権者説 ………
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