大阪府と大阪市が国へ申請した「カジノを含む統合型リゾート（IR）」の区域整備計画の認定の遅れに関係者が翻弄されている。計画は政府の有識者委員会が非公開で審査。初め「2022年秋の認定は確実」と目されていたが、その後、「22年度中に認定されるかどうか」まで後退した。そもそもIRは首相の岸田文雄（65）の“ライバル”である前首相の菅義偉（74）の肝いり案件だ。「岸田は認定に消極的」との観測が上がる中、IRを推進する日本維新の会は政府や自民党に働きかけて巻き返しをはかり、「1月の通常国会前の認定」の感触を得たという。果たして、その結末は。「グズグズ、グズグズ、いつまでも認定されない。IRが国内で開業しようがしまいが、もはやどうでもよくなった」あるカジノバーの関係者はうんざりした表情で話す。国内のカジノバーは、お金の賭けられない純粋なゲームとして、カジノの遊戯を有 ………