検察は帳簿を押収し、検審を見据えた捜査を迫られる。政治生命の危機まで。
2023年3月号 POLITICS
高市早苗・経済安全保障担当大臣と公設第1秘書が政治資金収支報告書の記載を巡って、政治資金規正法違反の罪で告発された。すると直ちに記載が変更され、証拠の領収書も差し替えられたことから、新たな告発が出るという前代未聞の事態に。奈良地検などは関係者から事情を聴くなどして真相を解明すると見られ、立件された場合は大臣どころか、政治家の進退にも発展するのは必至だ。収支報告書によると、高市氏が代表の自民党奈良県第2選挙区支部(同県大和郡山市)は2019年3月17日に大阪市天王寺区のシェラトン都ホテル大阪で、21年7月24日には、奈良市のホテル日航奈良で、それぞれ政治資金パーティーを開いた。高市氏の選挙区(衆院奈良2区)内にある自民党山添村支部(同県山添村)は、この二つのパーティーの「チケット代」などとして、22万円ずつを第2選挙区支部に支出したと両年の収支報告書に記載 ………
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