大量保有報告書に貴輝氏の名前。村上ファミリービジネスの様相も、父親とは別路線か。
2023年4月号 BUSINESS
大量保有報告書2月22日付で関東財務局に提出された旭ダイヤモンド工業を巡る大量保有報告書が話題を呼んでいる。「生涯投資家」こと村上世彰氏の長男・貴輝氏がついに表舞台に躍り出たからだ。報告内容によると、提出者は「MI2」なる東京・広尾の会社だが、株の大半を持つのは共同保有者である貴輝氏だ。MI2も設立時は「TAKATERUホールディングス」という社名で、昨年11月までは貴輝氏が代表取締役だった。旭ダイヤ株の買い集めが始まったのは昨年12月中旬。20億円近くを投じ、保有割合は5%強に上る。貴輝氏が上場企業の大株主に登場したことは過去になかったわけでもない。2021年12月末にはコミック配信サービス会社ビーグリーの第10位株主(保有割合0.99%)に登場、昨年9月末には建設会社であるオリエンタル白石の第7位株主(同1.31%)にも現れた。後者では前述のMI2も第8位株主(同1.27%)だった ………
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