亀田総合病院 現場猛反発「センター長解任」撤回騒動

強行突破を図るも院長側近の後任候補が辞退。看護師は1年で100人以上退職し、人員不足は危機的。

2023年4月号 LIFE

  • はてなブックマークに追加

亀田総合病院の「卒後センター長」解任騒動に新たな展開があった。医師ら内部の猛反発を受け、本誌が3月号で<「卒後センター長」解任 止まらぬ自壊>と報じた後、人事が白紙に戻ったというのだ。騒動の発端は昨年12月22日、亀田俊明院長がM卒後センター長(小児外科部長を兼務)に「3月いっぱいの解任」を通告したことだった。解任の主な理由として俊明は、亀田の初期研修先人気ランキングが2020年の全国5位から21年13位、22年25位と大きく順位を下げたことなどを挙げた。だが人気が急落したのは、俊明と父親の亀田隆明理事長親子が、亀田の医療現場を30年以上支えてきた亀田信介と省吾(隆明の双子の弟)をクーデターで追放したことが原因だ。クーデターに抗議して「研修教育の2本柱」と呼ばれる部長級の幹部医師2人が相次いで退職。他の幹部、中堅医師や看護師も大量に退職する中、亀田の研修人気ラ ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。