「6月解散」を見据えて候補者発掘にしゃかりき。 「神奈川の維新は選挙のやり方をよく知っている」と、自民党も警戒。
2023年6月号 POLITICS
4月の統一地方選で日本維新の会は、当初の目標600議席を大きく上回る774人の当選を果たし、躍進した。とりわけ神奈川県では71人中36人が当選し、「大阪の地域政党」だった維新は、首都圏に橋頭堡を築いた。神奈川での勝率は70人のうち67人が当選した東京の区市町議選には遠く及ばない。しかし、維新関係者は「神奈川の方が重要拠点となる」と言い切る。選挙区ごとの定数が少ない神奈川県議選と、横浜・川崎・相模原の3政令市議選で一定の勢力を確保した意義は大きい。地方議会においては、一定の議席数に達した政党に、本会議での代表質問権を与える「交渉団体」という枠組みがあり、維新は上記の4議会で、その地位を獲得したのだ。質問主意書でしか首長の見解を質すことができない非交渉団体とは雲泥の差だ。維新は早くも「6月解散7月総選挙」を見据えて「候補者発掘プロジェクト」を開始。4月24日の記 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。