日経平均株価4万円「あり得る」理由

衆院解散の思惑が絡み期待値は高まるばかり。日本株の「快進撃」はどこまで続くのか。

2023年7月号 BUSINESS

  • はてなブックマークに追加

「日経平均株価『4万円』は実現できる!」――。国民民主党の玉木雄一郎代表が5月30日の記者会見で披露した「日本経済楽観論」。ほんの数カ月前には荒唐無稽に思えたはずの議論が、いまや絵空事ではなくなっている。海外勢による日本買いの勢いに衆院解散・総選挙の思惑が絡み、永田町の期待値も高まるばかり。日本株の「快進撃」はどこまで続くのか。

一段の株価上昇のカギ

空前の株高に日本が沸いている。東京株式市場で5月17日に日経平均が一時3万円を超え、あれよという間に同19日には2021年9月14日に付けたバブル崩壊後の高値を上回って引けた。その後も上昇の波は止まらず、6月6日には終値が3万2506円78銭と1990年7月20日以来33年ぶりの高値を付けている。「こんなに急に上昇するのは説明がつかない」「全く予想できなかった」――。証券会社のエコノミストらは舌を巻く。それでも足元の株価水準が「バブル」なのかと問え ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。