「自民も嫌だが立憲も嫌だ」という有権者の受け皿になれば、維新初の「小選挙区勝利」も夢ではない。
2023年8月号 POLITICS
次期衆院選・福岡9区(北九州市若松区など)の自民党公認候補を決める異例の党員投票は、参院議員の大家敏志氏が大勝し、衆院鞍替え出馬が確実になった。敗れた北九州市議の三原朝利氏は無所属で出る意向を示しており保守分裂選挙になりそうだ。同じく自民党の候補者がいない福岡10区(北九州市門司区など)も党員投票を行う。自民党県議らに加え、落選中の山本幸三前衆院議員も意欲を見せる。福岡4区(宗像市など)では、現職の宮内秀樹氏に吉松源昭県議が挑戦状を叩きつけ、福岡6区(久留米市など)でも、現職の鳩山二郎氏に県連が対抗馬を立てる動きがある。保守分裂の様相は、今年9月に83歳の誕生日を迎える麻生太郎副総裁の引退が近づいたことと無縁ではない。党内には二階派の実力者(事務総長)、武田良太元総務相(福岡11区)と麻生派の「水面下の勢力争い」と見る向きもある。そんな福岡でも統 ………
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