前年度9万8千人の入学志願者が7万人以下に激減。理工学部、経済学部、商学部、薬学部に至っては30%減の惨状。
2024年3月号 DEEP [奈落の信用失墜]
2024(令和6)年が明けて間もなく、衝撃的な情報が飛び込んできた。「今年度の入学志望者が酷いことになっている。前年度比2割以上落ち込むかもしれない」その根拠は確かにあった。事実、入手した1月10日時点における日本大学入学志願者数の一覧を見ると、昼間の1部と夜間の2部の志願数がおよそ6500、同じ時点で去年の志願数は8400近くある。前年度と比較すると、1900人近く減っており、前年度の8割にも達していない。もっともこれはまだ序盤の1月初旬時点におけるデータに過ぎない。したがって日大関係者たちは、さして深刻に受け止めていなかった。「昨年のアメリカンフットボール部の薬物事件が影響しているだけだから、日を追って増えていくだろう」と。
ところが、である。その後も、入学志願数は一向に増えない。1月末時点でもそれは6万5千人ほどだった。去年の同時期の志願数が8万7千人だから ………
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