後任のソニー出身者は「爺転がし」。弱音を吐き始めたカリスマ永守が4年後に勇退観測も。
2024年4月号 BUSINESS
ニデック(旧日本電産)は2024年4月1日付でソニー出身の岸田光哉副社長(64)が社長兼CEO(最高経営責任者)に昇格する。創業者で日本を代表するカリスマ経営者の一人、永守重信会長兼CEO(79)は、代表権を持つグローバルグループ代表という新設ポストに就く。ニデックは23年4月から副社長5人体制にし、その中から新社長を選ぶ方針を示していた。大塚俊之氏は社歴が最も長かったこともあり、本命候補と見られていたが、選ばれなかった。同社関係者は「大塚氏はニデックインスツルメンツ(旧日本電産サンキョー)の社長を兼任していたが、そこの業績が芳しくなかったので選ばれなかったのではないか」と見る。5人の中では最も社歴が短い岸田氏を新社長に選んだ理由について、指名委員会委員長で社外取締役の酒井貴子委員長(大阪公立大学大学院教授)は2月14日の記者会見で「永守イズム」を継承できるこ ………
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