次が「ほぼトラ」なら株式市場は急落の悪夢

この歴史的な株高は、バブルの一歩手前の「フロス(小さな泡)」の状態。山高ければ谷深し……。

2024年4月号 BUSINESS

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米半導体大手エヌビディアが好決算を発表した2月21日以降、世界中の株式市場が連日のように史上最高値を更新した。日本では2月22日に日経平均株価が3万9098円となり34年ぶりに最高値を更新すると、3月4日には終値が史上初めて4万円を突破。その後も最高値を更新し、年内の最高値予想を4万5000円程度にまで引き上げる市場関係者が増えている。出遅れていた欧州の株式市場でも、ドイツ株価指数のDAXや欧州の主要600社で構成するストックス600などが最高値を連日更新。世界中に株高をもたらしている米国でも、インフレが景気後退を伴わずに収束する「ソフトランディング」への過度な期待やAI関連企業への熱狂的な買い注文を背景に、ダウ平均株価が2月22日に史上初めて3万9000ドル台に到達した。この歴史的な株高をバブル一歩手前の「フロス(小さな泡)」の状態だと指摘する声は強い。ウォーレン・バフェッ ………

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