根っこは元金融庁長官「ダボハゼ遠藤」の奪い合い。金融当局の威光を笠に着た利権を漁る「同じ穴のムジナ」だ。
2024年4月号 DEEP
今、地域金融機関に対する自称、啓蒙組織で「内ゲバ」が起きている。本誌は、この弱小地域金融に巣くう利権屋を「お花畑教」と揶揄し、長きにわたり観察を続けてきた。お花畑教の主力メンバーは4人だ。「グル」的存在の元金融庁長官の遠藤俊英氏を頂点に、金融庁で地域金融企画室長を務めた「プチグル」こと日下智晴氏、「捨てられる銀行」シリーズの著者の橋本卓典氏(共同通信社編集委員)、そしてカリスマ的な理想論者の多胡秀人氏(地域の魅力研究所代表理事)の顔ぶれだ。
遠藤氏は長官を退くや多くの企業の顧問を引き受け、昨年6月ソニーフィナンシャルグループCEOに就任。金融庁OBは「頼まれたら断らない『オトコ遠藤』又の名を『ミスター天下り』、『ダボハゼ遠藤』とも言います」と嗤う。ナンバー2の日下氏も「日下企業経営相談所」の代表を務める傍ら、グルを見習い商工中金の社外取締役に ………
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