羽生田俊の後継候補選びが土壇場で迷走。日医連の選挙運動の知られざる実態。
2024年4月号 DEEP [得票数が利益に直結!]
西武池袋線練馬駅から南へ歩いて数分のビルに、元衆院議員で医師の安藤高夫(64)の事務所が入る。駅を含む練馬区東部は、衆院小選挙区の「10増10減」に伴い新設される東京28区だ。安藤は次期衆院選で、ここから立候補を予定している。28区を巡っては昨春、公明党が独自候補の擁立を求めたが、自民党が拒否して対立。擁立を断念した公明が、東京での自民との選挙協力を解消する事態に発展した。その後、両党のトップ会談で、選挙協力は復活したが、対立の発火点となった注目の選挙区だ。「選挙区内を一軒一軒回り、駅頭(活動)をやっていると、缶コーヒーとかホカロンをもらうこともある。それから『頑張ってね』と声を掛けられたり、握手をしてくれたりすると、うれしくなりますよ」地元の八王子市で、病院や介護老人保健施設を経営する安藤は、もともと落下傘候補だ。2017年の衆院選で、自民党から比 ………
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