号外 なぜ、「テレビ不祥事」が噴出するのか/業界を知り尽くす元テレビマン、田淵俊彦氏に聞く

(3月2日 13:50)

2024年4月号 LIFE [号外速報]

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視聴率の「稼ぎ頭」だったタレントがテレビから消え、テレビ業界の対応が迷走している。旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)の創設者、ジャニー喜多川氏をめぐる性加害問題が発覚し、松本人志氏の性的行為強要疑惑が報じられたことで、芸能事務所や特定のタレントに依存してきた体質の矛盾が一気に噴き出した。日本テレビで放送されたドラマ『セクシー田中さん』の原作者が急死した問題では、原作の扱いをめぐるトラブルがあった可能性が指摘されている。テレビ東京で37年間番組制作に携わり、今年1月に話題の新書『混沌時代の新・テレビ論』(ポプラ新書)を出版した桜美林大学教授の田淵俊彦さんに、テレビ業界を巡って続発する問題の背景に何があるのかを聞いた。

芸能事務所の意向でタレントを「ベタ置き」

――ジャニーズ問題や松本人志氏の番組降板でのテレビ業界の対応が迷走しています。番組スポンサーや芸能事務所の意向を気にし ………

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