スクープ! サイバー・バズ倒産危機/元凶は「あの脱毛サロン」

22億円の回収遅れで大ピンチ。焦げ付き先はとっくに抜け殻状態で「最後は大株主サイバーエージェントの藤田晋が支えるしかない」(関係者)。

2024年7月号 BUSINESS

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東証グロース上場のマーケティング支援会社「サイバー・バズ」(東京都渋谷区)は5月8日、ある取引先に対する売掛金22億円あまりの回収が遅れているとリリースした。その取引先とは昨年4月にアフィリエイト広告の販売を開始したが、12月から入金が遅れ始めたという。純資産に匹敵する大口不良債権の発生と、引当金計上による2024年9月期決算の赤字転落を受けて株価は暴落。資金繰りを支えるため、りそな銀行から10億円、期間4年の融資を調達し、当面大事に至ることはないかと思われたのも束の間、5月15日になって「借入の契約時点において(中略)多額の営業赤字に関連し、報告義務に違反した可能性がある」との理由でりそなと返済条件について改めて協議することになり、結果的に29日付で「任意の期限前弁済」を実施する羽目になった。3月中間決算では継続企業の前提に関する疑義が注記され、大ピンチ ………

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