「永遠の化学物質」を垂れ流した責任は一切不問か。6月27日の株主総会に注目。
2024年7月号 BUSINESS
毒性が明らかになっている有機フッ素化合物PFOA(ペルフルオロオクタン酸)排出の国内最大級の原因企業であるダイキン工業が、6月に退任する井上礼之(のりゆき)取締役会長(89)に43億円もの「特別功績金」を払おうとしていることが明らかになった5月下旬。米国からまたもや、PFOAを含む難分解性有機フッ素化合物PFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物の総称)に関する米政府の積極的な取り組み姿勢を表すニュースが舞い込んだ。
米ニューメキシコ州環境局が米連邦政府から1890万ドル(29億5千万円)の資金を受け、公共給水システムや先住民居住地域のPFASによる汚染程度を評価し、危険な化学物質から地域社会を保護する対策を実施することになったと発表したのだ。2021年に成立した米超党派インフラストラクチャー法に基づく資金で、州環境局は、州全域の公共水系にお ………
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