岸氏に「肩書詐称」が持ち上がり、本誌の取材に住友生命が事実を認め、謝罪する始末。
2024年7月号 DEEP
「このままでは捨てられる」と不安を煽り、恐怖に駆られた地銀から講演会や出版物でカネを巻き上げる「お花畑教」――。「グル」的存在の元金融庁長官を頂点に、金融記者や自称専門家らがぶら下がっている。その本質は、旧統一教会の「壺商法」と同じく、あざといカネ儲けにある。そんなお花畑教の「ナンバー2」で、金融庁地域金融企画室長を務めた日下智晴氏が新たな「利権ビジネス」の芽を見つけたようだ。それは、今年1月に設立された「金融IT協会」なる特定非営利活動法人。お花畑教の派生と見られる「熱い金融マン協会」を率いる山口省蔵氏(日銀出身)が理事長に就き、会員には金融機関やIT企業らが名を連ねる。日下氏は理事に就くや、地銀に入会を説いて回り出し、その「営業トークがえげつない」と、地銀関係筋で噂になっている。「協会は金融庁から応援を受けている」「金融庁の幹部と話ができる ………
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