号外速報(8月4日 16:30)
2024年8月号 BUSINESS [号外速報]
本誌8月号に掲載した、目下配信中の<「ハメられた堀江社長」/次世代電池の開発ベンチャーに「ファーウェイの魔の手」>が、業界関係者はもとより関係当局の注目を集めている。件の福井市の全樹脂電池ベンチャー、A P Bの「会社乗っ取り」を追う筆者は、8月初めにただならぬ動きをつかんだ。創業者で大株主の堀江英明代表取締役が、自らを追い出そうとしているAPBの取締役3人を特別背任の疑いで越前警察署に刑事告訴したのだ。背後に中国企業の影がちらつく会社乗っ取り劇は、刑事事件に発展しつつある。
APBの乗っ取りを画策しているのは、同社の株式を36%保有する福岡市のベンチャー、TRIPLE-1(以下トリプルワン、本社福岡市)。トリプルワンの副社長、大島麿礼氏はAPBの権利義務取締役に就任し、「取締役会と株主総会の決議を経て自分がAPBの代表取締役になった」と宣言している。これに対し堀江 ………
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