利益剰余金2639億円!/旧ジャニーズ事務所の物議かもす「決算公告」

初めてとなる決算公告を、目立たぬように『日刊工業新聞』に掲載。その儲けっぷりは尋常でなかった!

2024年11月号 BUSINESS

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やはりその儲けっぷりは尋常でなかった――。創立者の故ジャニー喜多川・元社長による性加害スキャンダルで昨年来、揺れに揺れている旧ジャニーズ事務所(現SMILE-UP.)が、このほど初めてとなる決算公告を出した。そこに記載された利益剰余金の額は、じつに2639億4600万円である。決算公告が掲載されたのは8月27日付の『日刊工業新聞』。旧ジャニーズ事務所はそれまで公告方法を官報での掲載としてきたが、過去に開示した形跡は一切ない。それが今回、8月6日付で公告方法を『日刊工業新聞』へと変更した上で掲載となった。購読者が少ない媒体への変更で、多くの者の目に触れることを避けたかったのかもしれない。第51期となる2024年6月期決算のうち公告で開示されたのは貸借対照表だけで、勘定科目も最も簡略化されたものだ。それでも、資本金わずか1千万円の中小企業とは思えない、凄まじい高収益ぶり ………

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