ソフトバンク「二次代理店」に広がる闇/架空在庫等の粉飾疑惑

ティーガイアの2次代理店(携帯電話販売会社)でまた問題発生。1月に元社長が逮捕されたアミックテレコム同様、多額の架空在庫を計上か。

2025年5月号 BUSINESS

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名古屋の携帯電話販売会社「アミックテレコム」(破産)の元社長青木隆幸(68)らが詐欺の容疑で愛知県警捜査2課に逮捕されたのは1月29日のことだった。同社は1996年設立で、「auショップ」を多店舗展開し、06年には年商36億円を計上していた。青木はベントレーやメルセデスなどの超高級車に乗り、ニューヨークにも邦人向け携帯契約会社を設立するなど羽振りがよかったが、美容関係の会社を買収した17年頃から粉飾決算に手を染め、その決算書をもとに銀行から融資を受けていた。不正に得た融資の大部分を別の銀行への返済に充てる自転車操業の一方、約10億円もの資金が青木個人に流れていたという。東京の関連会社と合計38億円の負債を抱え、23年8月に名古屋地裁の破産決定を受けた。破産申立書に添付された青木の「陳述書」には「私が直接関与していないので正確な開始時期は把握していないが(中略) ………

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