どうなる「参院選」/「世界秩序」の終わりと共振/芹川洋一・コラムニスト

「戦後80年」「結党70年」で自民党は耐用年数が過ぎた。政党再編の時期が来ている。

2025年7月号 POLITICS [時代の終わり]

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7月に日本政治の一大転機がおとずれるかもしれない。衆参同日選の可能性も否定しきれないが、昨年10月の衆院選につづき参院選でも自民党が敗北すれば新たな政治の枠組みを考えるしかない状況が生まれる可能性があるからだ。米国からは世界秩序を変えようとする「トランプ革命」の突風が吹いてくる。「政治の磁場」ではしばしば国内政治も世界の潮流に引き寄せられる。戦後80年、自民党結党70年という節目の年の2025年。内外ともに歴史の区切りとなる「時代の終わり」が到来しているとみておくべきなのだろう。6月22日の国会の会期末をにらみ石破茂内閣の不信任決議案の提出をめぐる駆け引きがつづいている。波乱なく国会が閉幕するなら7月3日公示・20日投票の参院選で与野党は雌雄を決することになる。自民、公明両党の与党勢力が非改選を含めて過半数を維持するのか、それとも衆院だけでなく参院でも少 ………

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