「権力への執念」で維新引き寄せた高市/「保守」「中道」「リベラル」の3極型政治に/芹川洋一・コラムニスト

号外速報(10月20日 16:00)

2025年11月号 POLITICS [号外速報]

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高市早苗首相が誕生する。 10月20日夕の自民党と日本維新の会の党首会談で、維新が閣外協力していくことで連立合意、21日の国会で高市自民党総裁が第104代の首相に指名される運びとなった。 これにより公明党の連立離脱後の新たな政治秩序が一応出来あがった。 ただ自民・維新の与党が衆参両院で多数を占めているわけではなく、これからの政治のゆくえは予断を許さない。 この先も不安定な状況がつづくのだけは間違いない。

鬼気迫る「絶対首相になってやる!」

10月10日の公明党の連立離脱の通告からはじまった首相指名への今回の権力の興亡劇――。 野党による連立政権樹立に向けた協議、そして急転直下の自民党と維新の連立交渉をへて20日の合意と、各党入り乱れての目まぐるしい展開となった。 その過程で見えてきた権力闘争の要諦がある。 的確な状況判断のもと人間関係・人脈をいかして権力を戦い取るということだ。 それは権力への ………

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