恐るべき東電の「注意力散漫」/制御棒トラブル、書類不備…

再稼働直前に30年間にわたる原発の設定ミスが判明。地元の本音は原発反対だろう。

2026年4月号 BUSINESS

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福島の原発事故以来15年にわたり経営危機が続く東京電力ホールディングス(HD)。悲願だった柏崎刈羽原発(新潟県)の再稼働はようやく道が開けたが、準備作業に入った途端、トラブルが続発し、当初2月下旬の予定だった営業運転再開は1カ月延期となった。その後も審査資料の不備といったミスが次々に露呈。「やはりあの会社はおかしい」と改めて警鐘を鳴らす向きが広がっている。

制御棒トラブルと書類不備

「驚くことに、1996年に6号機が運転を開始した当初からの設定ミスだった」。発行部数33万部、県内新聞購読者数で7割のシェアを持つ「新潟日報」は1月21日付社説で再稼働を目指す柏崎刈羽原発6号機《改良型沸騰水型軽水炉(ABWR)、出力135.6万kW》への不安を次々に列挙した。政府・経済産業省の強い圧力を受けた新潟県知事の花角英世(67)が臨時記者会見で柏崎刈羽原発の再稼働容認を表明したのが2025年11月21日、県議会 ………

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