日銀「仰天人事」の舞台裏/首相の指南役は早大の若田部教授

2026年4月号 BUSINESS [経済断影]

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衆院選で自民党を圧勝に導いた高市早苗首相が、日銀の金融政策にも関与する姿勢を強めている。政府が2月末に公表した2人の日銀審議委員の顔触れを見ると、ともにリフレ派と呼ばれる積極財政論者が登用され、金融市場の事前予想を覆したサプライズ人事となった。政府関係者は「人選は高市首相が政府や日銀に相談せずに自ら決めた」と明かす。首相の強い思い入れが反映された人事となったのは確かだ。しかし、飲食料品に対する2年間の消費税減税や成長戦略投資など、首相が主導する積極財政を巡り、金融市場は「野放図な財政拡張ではないか」(大手邦銀幹部)との懸念を深めている。今回の日銀審議委員人事を見た外国為替市場は再びドル高円安に動き、長期金利も2%を超える高い水準で推移。金融市場の反乱の足音が静かに忍び寄っている。政府は3月と6月に任期が満了する日銀審議委員の後任として、浅田統 ………

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