血税で「リストラ中毒」/ルネサス柴田英利の限界

投資の失敗で成長は踊り場。コストカットに頼らない経営はいつ訪れるのか。

2026年4月号 BUSINESS

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半導体大手、ルネサスエレクトロニクスの経営が揺らいでいる。主力のマイコンではシェアが低下し、成長事業に位置付けたパワー半導体は計画変更を余儀なくされ、2025年12月期連結決算は6年ぶりの最終赤字に転落。昨年には売上高200億ドルの計画を5年後ろ倒しした。積極果敢なM&Aと大型リストラにより、「瀕死の病人」だったルネサスを生き返らせた立役者として名高い柴田英利社長だが、在任期間は最高財務責任者(CFO)就任を含めると13年になる。足元ではリストラ観測も強まる中、「コストカット」に頼らない経営を志向できなければ、退任の芽も出てくる。「これまでの半導体業界でもっとも頭の切れる人物」――。複数の業界関係者は柴田氏をこう評する。半導体企業のトップは、長く業界に携わった人物が多い中、柴田氏の経歴は異質だ。1995年にJR東海に入社。社費での米国留学を経て、2001年から日系PE ………

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