原発憎しの感情論だけで次世代原子力技術のパイオニアを「死に体」に追い込んではならない。高市政権の「援護射撃」に期待。
2026年5月号 BUSINESS
戦後、日本の再武装を警戒したGHQ(連合国軍総司令部)は軍事研究に関わった日本の施設を徹底的に破壊した。理化学研究所や大阪大学にあったサイクロトロンは米軍兵士がバラバラに壊し、海中に投棄した。米国の科学者は日本のサイクロトロンが原爆開発とは無関係で、世界的にも貴重な研究装置だと知っていたが、GHQはサイクロトロンが原爆研究に使われるものと思い込んでいた。日本は装置もなければ学術論文も手に入らない状況下で原子力の研究を強いられた。転機は1953年12月の国連総会におけるアイゼンハワー米大統領の「アトムズ・フォア・ピース(原子力を平和のために)」演説だった。原子力の平和利用を提案し、①国際原子力機関(現IAEA)を設立する、②IAEAは各国から供出された核物質を平和利用するために保管・貯蔵・防護を行なう、③IAEAは原子力の平和利用を推進する――と唱えた。旧ソ連も1年後 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。