連載/商略「探照灯」/途絶える「藤田」政商ファミリー

2026年5月号 BUSINESS [商略「探照灯」]

橋梁メーカーのビーアールホールディングス(HD)は東証プライム上場ながら知名度は高くない。1948年に広島で創業。鉄道線路用の砂利を供給する「鉄道砂利工業」の社名で設立され、1954年に「極東工業」に商号変更した翌年、プレストレストコンクリート(PC)橋梁工事に進出した。数度のM&A(合併・買収)を経て「橋(Bridge)」に由来する現社名が採用されたのは2002年である。バブル経済全盛期の1980年代後半、地価高騰を追い風に都心の再開発で急成長したフジタ工業という準大手ゼネコンがあった。創業一族の藤田家によるグループ経営を展開。マンション開発などを手がける藤和不動産を傘下に置き、さらに大分・熊本の大規模地熱開発に巨額の投資を行ったが、「土地神話」崩壊後、他の「バブル銘柄企業」と同様に資金繰りに窮し事実上破綻。グループは解体されたが、そんな苦境後も唯一創業家の系譜 ………

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