看板商品を生み出せず、苦悩する寺尾玄社長。決算書には「重要な疑義を生じさせるような状況」との注記も。
2026年5月号 BUSINESS
スタイリッシュで高機能な家電で一世を風靡したバルミューダが、存続の危機に直面している。歴史的な円安など外部環境の厳しさを理由に挙げるが、肝心の開発力に疑問符がつく状況に陥っている。2月に公表した2025年12月期の連結決算は、純損益が15億9600万円の赤字に転落。売り上げも2割近く減り、かろうじて100億円を超える水準まで落ち込んだ。決算には「継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような状況が存在している」との注記がついた。直近4年の純損益は赤字か、利益が出てもわずかにとどまる。同社は低迷の理由として、円安基調の長期化や消費マインドの落ち込み、米国の関税政策などを列挙する。中国の提携工場でつくった製品を日本国内に輸入しており、急速に進む円安が利益を押し下げているのはたしかだ。「為替と中国の地政学リスクを考えれば、どこか国内に工場を探してつくるという選択 ………
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