業績好調の裏で、相次ぐ不可解な出来事。サントリーへの市販薬売却は吉と出るか凶と出るか。
2026年5月号 DEEP
国内大手製薬会社である第一三共に影が差している。2026年3月期の売上収益は2兆円の大台に乗る見通しだが、製薬会社の生命線とも言える研究開発(R&D)トップが突然退任したり、26年度からの5カ年の新中期経営計画の発表が急遽延期になったり、ここに来て不可解な出来事が相次ぐ。主力のがん治療薬に使っている「ADC」という技術が海外勢の猛追を受けていることもあり、不穏さが漂う。かつて高血圧症など生活習慣病の治療薬を主力としていた第一三共だが、10年に社長に就いた中山讓治氏の下、様変わりした。自民党大物議員・中山太郎を父に持つ同氏は、伸び代の大きいがん治療薬に軸足を移す経営戦略を構想。その際に頼りとしたのがADCだ。ADCは「抗体薬物複合体」の略。がん細胞で特異的に現れる物質に結び付く抗体と、それを破壊する低分子化合物で構成する。第一製薬、三共それぞれの研究成果を組み ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。