これぞ放漫経営!/メタボな「高圧ガス工業」にアクティビストが株付け

2026年7月号 BUSINESS

大阪・梅田に本社を構える産業ガス中堅の高圧ガス工業。最近、同社の財務経理部門に、アクティビスト(物言う株主)からの面談依頼が増えている。同社は工場用の溶接用ガスが主力で、化学や電子材料向けも手がける。時価総額は約600億円だが、約270億円の現預金と100億円を超える政策保有株を保有する「メタボ企業」の代表格だ。メタボ体質がたたって、PBR(株価純資産倍率)は0.7倍と低迷する。昨春に子会社での不透明な決算処理が発覚、主要株主で化学大手のデンカや金融機関を中心とする株式売り出しが急遽中止となった。デンカなどは経営効率を上げるために政策保有株の処分を急いでいるが、高圧ガス工業株も対象としていたため、不評を買った。デンカはリチウムイオン電池の電極などに使うアセチレンブラックといった成長分野に資金を投じている。高圧ガス工業を中心とする政策保有株をその原資と ………

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