2026年7月号 LIFE
5月下旬、「物言う株主(アクティビスト)」として知られる村上世彰氏の長女の野村絢氏が、近鉄グループホールディングス(GHD)株を2.7%、京阪ホールディングス(HD)株を1.23%、名古屋鉄道株を1.83%、相次いで取得したことが明らかになった。2005~06年の村上氏による阪神電気鉄道株買い占めを想起させるが、今回は1社ではなく3社同時並行。ここに阪神との攻防戦で身につけた知恵が反映されている。阪神買収の際、村上氏は約46%まで株を買い進めた。買い占めはホワイトナイトの阪急電鉄に株式を引き取らせて成功した。誤算は関西で圧倒的多数の阪神タイガースファンを敵に回したこと。総スカンを食らい、強欲な「乗っ取り屋」のイメージが染みついた。その反省から今回、野村氏は3社とも保有比率を3%未満に抑えた。この程度なら沿線住民の警戒心を呼び起こさず、監督官庁が鉄道の安全運行に影響 ………
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