2026年7月号 BUSINESS
米国の有人月面探査計画は一瞬のうちに暗礁に乗り上げた。5月28日、ブルーオリジンの大型ロケット「ニューグレン」が地上試験中に大爆発を起こし、機体が失われたうえ射場の鉄塔が倒壊した。ブルーオリジンは年内にも実験を再開すると発表したが、唯一の打ち上げ施設であるフロリダ州ケープカナベラルの米宇宙軍第36発射施設の復旧には半年以上かかるとみられる。「ニューグレン」は全長98m、直径7mの2段式超大型ロケットで、第1段の新型エンジン「BE-4」の健全性試験が行われていた。「ニューグレン」はブルーオリジンの月着陸船「ブルームーンMK2」の打ち上げに使われる予定だが、開発に遅れが出ることは避けられない。「ブルームーンMK2」はアルテミス計画の月着陸船候補である。5月22日にはスペースXの宇宙船「スターシップv3」の打ち上げが行われた。上段の「スターシップ」はエンジン1基が停止す ………
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