2026年8月号 BUSINESS [驚異の復活劇]
中国北京の中関村といえば電子製品が集積する「中国の秋葉原」として知られる。周囲には超一流大学の清華大学、北京大学、北京理工大学などが散在する。ここからパソコンのトップメーカー「レノボ(聯想)」や検索エンジン大手の「百度」、人気スマホメーカー「小米」、TikTokを運営する「バイトダンス(字節跳動)」などのIT巨大企業が飛び立った。しかし近年その活況に陰りが見えている。筆者が昨年末に訪れた時は、電子部品の小売店が蝟集していた中関村の原点ともいえる「海龍大廈」さえ閑散としていた。 事情通は「中国の景気が落ち込み、ネット販売に押されている」と語るが、AI時代のものづくりが北京から南方の深圳に移ったことを強く示唆している。その深圳は「中国のシリコンバレー」の名にふさわしく、中心部にある「華強北」は殷賑を極めている。電子部品や電気製品だけではない。ロボット ………
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