KDDIの助け舟が9月で終了する。衛星通信サービス、値下げ競争でも後れを取る。
2026年9月号 BUSINESS
「楽天は水面下でKDDIと契約期限の延長について交渉していたが、ついにKDDIは見切りをつけた。これで楽天は、『つながりにくい』という通信品質問題に再び直面することになる」(メガバンク関係者)KDDIが8月7日に開いた決算会見で、松田浩路社長が楽天に回線を貸し出すローミングについて、9月で契約を終了する方針を明言した。
菅義偉元首相自身が旗振り役となった「官製値下げ」の象徴として、楽天が個人向けの通信市場に参入することになったのは2018年。同社は「第4のキャリア」を標榜して自前の通信網整備に乗り出したものの、ゼロから基地局を建設して全国をカバーするのは不可能だった。そこに助け舟を出したのがKDDIだった。両社は同年11月、通信や決済、物流まで含む包括提携を発表し、KDDIが楽天に通信網を貸し出すローミング協定を結んだ。楽天はライバルの通信網を借りて全国展開をする ………
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