2026年9月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]
2024年5月に起きた水俣病患者「マイクオフ」事件の“張本人”がこの夏の霞が関の幹部人事でひっそりと厚生労働省に舞い戻ってきた。環境省特殊疾病対策室長を務めていた木内哲平氏。伊藤信太郎環境相(当時)が水俣病の患者団体と意見交換した際、発言が持ち時間を超えたことを理由に同省職員にマイクを切るように指示した御仁である。木内氏は、医師免許を持つ官僚、いわゆる「医系技官」で厚労省採用。マイクオフ事件時には医系技官の指定席であった同室室長だったのだ。事件から2ヶ月後となる7月の人事で、厚労省所管の独立行政法人である「医薬品医療機器総合機構(PMDA)」に出向となり、ワクチンなどの審査を担当する執行役員として、ほとぼりを冷ましていたが、世の中の関心が薄れてきたこともあり、通常の任期と言える2年で無事、“本籍地”である厚労省に凱旋。保険局医療課医療指導監査室長という ………
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