2026年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
警視庁は8月、異例の人事に踏み切った。総務部長に史上初めてノンキャリアから、山口博・警察学校長を抜擢した。総務部は警視総監の秘書業務や広報活動を担い、人事・会計を担う警務部とともに警視庁の中枢として動く部署だ。その部長に起用された山口氏は平成3年入庁。企画課長や会計課長など、管理部門でキャリアを重ねた。「改革派」と目され、庁内でも信望を集める。警視庁総務部長はキャリア組の指定職で、大規模県警本部長に匹敵する重職とされている。ノンキャリアの山口氏に白羽の矢が立った理由について、警視庁担当記者は「円滑に組織を縮小するため、管理部門が長く、各部署に顔が利く山口さんが選ばれた」と話す。各業界が人手不足にあえぐが、警視庁も例外ではない。「3K」イメージで希望者は集まらず、少子化が拍車をかける。警視庁が模索するのは組織の縮小だ。本部では課の統合が進行す ………
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