2018年7月号 連載
アメリカンフットボール反則タックル問題では、監督やコーチの記者会見での対応とともに、大学としての日本大学の対応の是非が問われています。その現在の日本大学執行部の「体質」と言えるものを、以前から地道な取材によりあぶり出していたFACTAの慧眼には、流石!と心から敬意を表する次第です。
ニュースには速報性が求められるものもありますが、フェイクニュースやいい加減な記事がネットや紙面で氾濫する現代だからこそ、綿密な取材に基づく調査報道は、社会にとって大変重要な機能ではないでしょうか。
国会での質問を含め、議員がファクトに基づく言動をするために、自ら調査を行うことはもちろんです。しかし、それだけでは十分ではなく、やはりメディアに助けられることも多くあります。
特に、森友・加計問題にみられる「必要な記憶も記録もない」が「自分にとって都合の良い記憶だけはある」という安倍政権を見ていると、その思いを非常に強くしています。
FACTAには、引き続き良質なメディアとして期待をしております。
国会議員政策秘書 倉田顕