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講師陣
ジョン・スウェンソン=ライト博士
Dr John Swenson-Wright
英王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)のアソシエート・フェロー、ケンブリッジ大学フェロー
英オックスフォード大学卒、1988~89年には文部省による招聘で京都大学に留学、戦後の日韓関係について研究。その後、米ジョンズ・ホプキンズ大学SAISで国際関係の修士課程、オックスフォード大学で博士課程を修了。1997年に執筆を終えた博士課程論文では1945~60年の日米外交・安全保障関係をとりあげ、英世界史グループ(BIHG)の年間論文賞を受賞。沖縄返還交渉の密使を務めた若泉敬の遺書「他策ナカリスヲ信ゼムト欲ス」の英訳に際し、生前の若泉本人に面会している。ケンブリッジ大学では、冷戦時代における日中関係、日欧関係、日本の安全保障政策、日本国内の危機管理問題など各種幅広いテーマで学生を指導。また、英国際戦略研究所(IISS)への寄稿、英王立国際問題研究所(チャタム・ハウス)、経済協力開発機構(OECD)、英王立国防大学、米国防省情報局で講演経験があるほか、BBCなどでもアジアの安全保障問題についてしばしばコメントしている。最近では、ケンブリッジ大学で、南北朝鮮関係の政治、経済、戦略的側面についての会議開催や運営も手がける。
専門分野
東アジアの安全保障問題
講演のテーマ例
北朝鮮問題、朝鮮半島、日米関係、日本を中心とする東アジアの安全保障問題
著書
『Unequal Allies? United States Security and Alliance Policy Towards Japan, 1945-1960』(05年)、『A Personal Account of the Secret US-Japan Okinawa Reversion Negotiations -』(02年、若泉敬の著作『他策ナカリスヲ信ゼムト欲ス』の英訳版翻訳)