2010年8月号：ビジネス記事
-
米国も怯える「二番底」とデフレ
欧州失速で陰り、企業決算は好調でも雇用が犠牲。バーナンキFRBの景気判断は一変した。
-
〔日系工場の労働争議〕
中国「スト多発」のマユツバ
労働争議の主因は、賃金より労務管理にある。どっこい、「世界の工場」はそう簡単にはへこたれない。
-
〔特別対談〕
白川日銀の「迷走」と危うい小野理論を憂う
米エール大学教授・浜田宏一氏 × 嘉悦大学教授・高橋洋一氏
-
LTEでドコモまた「ガラパゴス」
“最先端病”ドコモが12月開始の次世代規格。が、欧州勢の尻込みで「今度こそ」も空しく。
-
特捜・監視委が狙う「木村剛印」上場企業
監視委「佐渡賢」が口にした重い一言。警視庁の振興銀行立件を尻目に、インデックスHDをマークする。
-
小野寺KDDI「市場感覚ゼロ」の病根
ソフトバンクにしてやられても「草食」系の幹部には反転攻勢の気概なし。長期ワンマン政権の弊害か。
-
JVC・ケンウッドが「最終処理」へ
りそな銀行から「再建請負人」が着任。パナソニックと銀行団の信を失った河原CEOの運命は。
-
トヨタ復活へ章男流「外国人抜擢」
煮え湯を飲まされた章男社長の決断。「海外リスク管理」は現地の頭脳、外国人社長に任せる。
-
〔インタビュー〕
奥 正之氏（全国銀行協会会長、三井住友銀行頭取）
日本は「豊かな衰退」か 「ダイバーシティ」に活路
-
「独善」白川総裁が物言えば唇寒しの人事
その人事を聞かされて、財務省の幹部はしばし絶句した。 「日銀はどうなっているんだ。あいつら2人がい...
-
中国系上場第1号「新華ファイナンス」の末路
東京証券取引所マザーズに上場する中国系企業「新華ファイナンス」が崖っぷちに追い込まれている。 中国...
-
読売の「クオリティー」が朝日を追い抜く!
読売新聞が読者の質においても朝日新聞を抜いた――。新聞業界の常識を覆す調査結果が明らかになった。読売...
-
「異色のJBIC部長」が内閣の指南役に
「国際金融・経済分野で優れた識見を持った人物。『強い経済』実現に向けて成長戦略や国際市場について、菅...
-
「西日本高速道」にトドメ刺した調査委報告
思い知ったか！ 木村剛の日本振興銀行に続き、本誌調査報道の完勝第二弾である。マラドーナ監督のように、...
-
あの振興銀行が武富士の「救いの神」に
消費者金融大手の武富士が「Xデー」を乗り切った。その帰趨に注目が集まっていたのは6月19日。この日、...
-
「ケジメなき寺田千代乃」にがっかり
「0123！ アート引越センターへ」のテレビCMで有名なアートコーポレーションの寺田千代乃社長（63...
-
関経連「ポスト下妻」に理事会決議の波風
定款変更により会長選任が「互選」から「決議」に突如変更。次期会長は下馬評どおり決まるのか。
-
岡田外相の勝負どころ「ODA新税」
この時期に「国際連帯税」導入に前のめり。消費税増税が悲願の財務省や財界は反発必至。
-
金融庁の「本尊」英FSAが解体
三極から二極に戻って、中央銀行は「勝ち組」。実は局長が横滑りで、焼け太りの見方も。